★シュロの伐木とビワの剪定★

植木屋じぃじ

2013年04月06日 08:56

(シュロの伐木とビワの剪定で見違える様に)
昨日は、K様邸で、「シュロの伐木と、
ビワの剪定」でした。

「手入れを、したいな~」と思った、
K様邸。

シュロの伐木で、苦労はしたが、達成感が残った。
(シュロ 伐木途中)
シュロの伐木。「1時間もあれば終わるだろう」と思って取りかかったが、トラブル発生。

シュロの葉を落とし、チエーンソーを用い、幹の頂上から、60cm程度で、ぶつ切りを初めた。

「あれ!チェーソーがおかしい?」止まってしまう。見ると、シュロの毛が、チェーソーの回転軸に絡みついて、動かなくなった。 
初めての経験。 見るとシュロの毛が長~い。
(シュロの毛)
分解する工具を、持って来なかった。

ドライバーと鋸の歯で、シュロの毛を取り除いて、繰り返すが、
うまくいかない。

「工具を取りに戻るしかない」と、つらい判断をした。
車の中で、頭を冷やした。
トラブルが発生すると、焦る悪い癖がある。
(伐木前のシュロ 左)
既に1時間以上のロスをした。
最悪の事を考えた。
「チェーンソーが直らず、伐木出来なかった場合、日を改めて来よう。と」

チェーソーを分解し、回転軸に巻き付いた、シュロの毛を取り除き、再び始めた。

「何とかなりそうだ。が。今度は、チェーンソーが、低速で止まらなくなった」
(伐木後のシュロ)
シュロの毛が、チェーンソーに巻き込まない様に、気をつけながら、安全第一で、作業を終えた。

「あ~何とかなった。良かった」と言う感慨である。 
終了後、早速チェーンソーを、修理に持っていった。
その日に、修理出来たと、返事があった。

この日の半日の日当は、修理費と、処分費で飛んでしまった。
しかし、達成感と、自信と、施主様が喜んでくれるだろうとの、思いが残った。
(ビワ 剪定後)
予測できない、トラブルは、常にある。

長く仕事を続ける為には、安全に家に帰ることが優先だ。

トラブルを克服すれば、それは実力にかわる。恐れずに、身の程をわきまえ、挑戦する事が、おもしろい。 
今回の原因を、確認し、ミスを少なくし、次に生かしたい。
(修理したチェーンソー)
追記)
・チェーンソーは、佐野商店
(大渕)Tel0545-35-3909で、
修理してもらった。

・話を聞いた。
「チェーンソーの先端のベアリングにも、シュロの毛が詰まって、チェーンが動かなくなっていた。シュロの毛は、焼ききった。普通の木では、詰まる事はない」
との事。
(焼いたあとがある、チェーンソーの先端)
チェーンは、手でスムースに動くようになった。

シュロの木の伐木は、何度かした。 動かなくなったのは、初めてだ。
次回から、こう云う事もあると、
予測して取り組む。今回の失敗を、次に生かさなければ……。

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