★コケはともだち③★

植木屋じぃじ

2017年11月08日 11:36

(コケの写真…ネットより)
藤井久子・著
「コケはともだち」より。3回目。

コケは土がなくても生きて行ける。石の上、木の表面なども、すみかに出来る。

コケは、体内に水分が無くなり乾燥状態が続くと、生命活動を一旦止めて、休眠モードに入る。
(休眠モードのコケ…ネットより)
カンカン照りの夏の日、空っ風の吹く冬の日、乾燥しているコケを見かける事がある。

あれは死んでいる訳ではなく、呼吸や光合成を一旦止めた休眠状態の姿。また雨が降ったり、暖かくなったら、再び緑色を輝かせて活動を始める。
(オオスギゴケ 休眠状態→活動状態…約2日間…ネットより)






コケは、なぜ、そんな事が出来るのだろうか?。よく解らない。が、「種子は、成熟過程で水分の約9割を放出した上で休眠状態に入る。成長するのに不都合な環境をやり過ごし、環境が整えば、再吸水して成長を始める」とある。植物には、「休眠」と言う生きる術を身につけている。様だ。

小学校の頃、夏休みの宿題で、コケを集めて標本を造り、学校に持っていったが、枯れてしまって、悲しい思いをした事を思い出す。今思えば、あれは、枯れたのではなく、休眠状態に入っていたのだ。捨ててしまったが、再生出来たのだろう。


コケは虫が嫌い。
植物は、虫にとっての栄養源。植物の中には、虫に食われまいと、葉や茎の表面を硬くした、トゲをつけたり、毒を持ったりと、対策を行っている。
(2016年10月ガーデンEXPOにて)
しかし、植物の中には、虫の助けが必要な場合がある。花粉や種子を運んで貰うから。

コケは、虫に、繁殖を手伝って貰おうとは、思っていない。様だ。 

(2016年10月ガーデンEXPOにて)








つづく。

FUNKY MONKEY BABYS 「あとひとつ」

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