★造園・施・技・問題⑪《土壌》★

植木屋じぃじ

2017年03月02日 09:01

(バーク堆肥)
造園施工管理技術の問題集
より、「土壌③」。を。

問題①土壌に関する記述のうち、適当なものはどれか。
(1)壌土は、植土に比べ、
  粘土分を多く含有している
  ため、保水性は高いが、通気性は低い。
(2)国際土壌学会法による粒径区分では、粒径が3mm以下
  のものを砂という。
(3)土壌水分には、重力水、結合水、毛管水、吸湿水等があり、
  植物が最も利用しやすい土壌水分は、吸湿水である。
(4)FAO(国連食糧農業機関)による土壌層位のなかで、O層は、
  落葉、落枝或いは、植物遺体が堆積した有機質層である。

問題②腐植に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
(1)腐食は、主にセルロースにより形成されている。
(2)一般に、腐食に富んだ土壌は、有機物含有量が多い
  ため、黒褐色から暗褐色を呈している。
(3)腐食は、土壌の団粒構造の形成を促進し、土壌の
  通気性や透水性を良好にする。
(4)腐食は、酸性雨等による、土壌のpHの急激な変動を
  抑制する。

問題③土壌改良に関する次の記述の(A)~(C)に当てはまる語句の組合せとして、適当なものはどれか。
 「バーミキュライトは、(A)が原料であり、土壌の(B)効果や、
 (C)効果がある。」

   (A)        (B)           (C)
(1)ひる石----窒素分を供給する----酸性を中和する
(2)凝灰岩----窒素分を供給する----酸性を中和する
(3)ひる石----保持力を高める-------透水性を高める
(4)凝灰岩----保持力を高める-------透水性を高める

問題④土壌改良材の記述のうち、適当でないものはどれか。
(1)ピートモス(泥炭)は、ミズゴケ等を主体とする高位泥炭
  であり、土壌に混合する事で、保水性の改善効果がある。
(2)バーミキュライトは、ひる石を焼成して膨潤させた物質
  であり、透水性の改善等を目的として、土壌に混合して
  使用される。
(3)パーク堆肥は、広葉樹の樹皮を主原料とした堆肥であり、
  土壌に混合する事で、固結防止等の効果がある。
(4)黒曜石パーライトは、凝灰岩の中の火山灰が変質した、
  砕片状の物質であり、保持力の改善等を目的として、
  土壌に混合して使用される。

問題⑤土壌pHの記述のうち、適当でないものはどれか。
(1)一般に、雨の多い我が国では、表層から塩基が溶脱
  して、土壌は酸性になりやすい。
(2)アルカリ性の土壌に対しては、良質な客土を用いるか、
  pH調整していない、ピートモス等を混合して、中和させる。
(3)造園樹木の中には、ケヤキ、ドウダンツツジ、ヤマモモ
  などの酸性土壌を嫌う樹種もある。
(4)市街地では、コンクリートの構造物や舗装、乾燥の影響
  等で、一般に、土壌がアルカリ化する傾向がある。      





































(広見公園のバラ園には、分厚くチップが敷き詰められている…一窓園)


なごり雪 - イルカ


回答
問題①…(4)
問題②…(1)
問題③…(3)
問題④…(4)
問題⑤…(3)

関連記事