2013年10月11日
★国際ガーデンEXPO②★
(ガーデンEXPOのあるブースにて)
初めに寄ったブースが、住友化学園芸だった。
聞きたい事があった。
スミチオン殺虫剤と、オルトラン殺虫剤は、値段が違うが、何が違うのか?。
(左 スミチオン、 右 オルトラン)

「スミチオンは、チャドクガや、イラガ等、葉の上か下に居るものは、効果があるが、ハマキムシ(モッコクハマキ)など、葉に包まっているものは、効き難い」と言う事だった。
(上 モッコクハマキ虫 下 モッコクの被害)

アブラムシなどは、スミチオンで充分。
そして、芝生内の「チドメグサ」対策に、MCPP除草剤(理研)を用いたが、効果が無かった事を聞いてみた。
どうも、希釈倍率の解釈と、広葉雑草には、MCPソーダ塩が、適すると言う事だった。
(対応して頂いたのは、樹木医の資格を持った、研究開発部の課長さんだった)
今まで、希釈倍率(100~200倍)を計算し、無意識に散布していたが、面積に、何g使うかを、計算しなければ、メーカーの使用条件に、合っていない事に気付いた。
(考えたら当たり前で…100倍で10㍑使用と、20㍑使用では、後者は50倍になる。 従って、必ず1㎡の使用g数が記載されている。) そして、彼は、必ず効果があると言った。
もう一つ。年間の総使用回数が全てに記載されている(例えば3回)その薬剤であれば、年間3回だけれど、種類が違えば、その薬剤で3回と言う事。 法律で決められているそうだ。
もう1つ聞いた。「カミキリムシ対策はないか?」
(イロハモミジに入られたカミキリムシの跡)
見つければ、キンチョールEで対応出来る。
しかし、お客様の庭木では、いつも見ている訳には行かない。
その対応として、「ガットサイドSを木の根元に塗っておけば、カミキリムシは、寄り付かない」と、教えて貰った。
(カミキリムシの幼虫…住友化学園芸ネットより)

老木も、木の中から、新たな根っこを、吹き出し、再生する可能性がある話が、印象に残った。
木は、条件さえ、整えてあげれば、再び活力を取り戻す様だ。
幕張メッセの帰り道に、島根から来た、園芸家の女性と意気投合し、東京駅まで話し合いながら帰った。
「木は、その木になったつもりで、どうして欲しいか、考えれば、思った様に育ってくれる」と言っていた事が、印象に残った。
Posted by 植木屋じぃじ at 12:22│Comments(0)
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