2017年10月25日
★コケはともだち①★
(コケの写真…ネットより)

「コケはともだち」より。1回目。
コケも他の植物と同じく、季節と共に成長し、若いものと、老いたものでは、見た目が大きく違う。
(大渕の山奥にて…2016年3月9日)
草木の葉が茂ると、光が充分届かないので、それ前に光合成を行っておく。
そして、梅雨が始まると、恋の季節に突入する。
(コケの雌株と雄株…ネットより)

他の植物なら、風や虫が花粉を運んでくれるが、コケの雌雄の精子は、雨水を介して雌株の卵にたどり着く。
めでたく受精が成立すると、雌株には愛の結晶として、胞子体が出来る。
(コケの蒴)

(さく)が出来、中に沢山の胞子が入っている。
胞子は成熟すると蒴から飛び出し、風に乗って旅をする。
舞い降りた場所が気に入れば、発芽して、コケの赤ちゃん・原糸体となり、地面に糸状に広がって成長していく。
(世界文化遺産-西芳寺(苔寺)…2017年4月24日)
でも何もなかった地面や岩場が、ある日うっすらと緑色に変わったら、そこには原糸体がいる証拠。
コケの多くは多年生で、晩秋から冬は乾燥を耐え忍び、又、春先になると芽吹き始める。
小さなコケの世界を旅しよう。
スギゴケの生活環
つづく。
神々の詩