2013年02月07日
切り口が塞がる様に切る
(シラカシ 適正だと、切口が塞がる)
指摘があり、剪定の
切口を見直しました。
適正な、切り方をすると、癒傷(ゆしょう)組織が、切り口を塞いでくれます。
不適正な切り方だと、切り口が枯れて、細菌が入り易く、枯れる可能性があります。
(不適正なケース) (適正なケース)
(不適正なケース) (適正なケース)
(不適正なケース) (適正なケース)
(切口説明図)

④が切断ラインです。
①は切る枝の直線ライン。
②は①と直角ライン。
③は幹の細胞ライン。
④は②と③の半分のライン。これが切断ラインと覚えました。
そして、幹と枝のV字の、5~10㎜上が、始点です。
この切口が、癒傷(ゆしょう)組織で、塞ぎやすいと、覚えました。
切口を塞ぐのは、幹側の細胞だから②だと塞げないし、③だと切り口の面積が広すぎて、塞ぎにくい。やはり④なら、塞げそうです。(④のラインは、実際は、もう少し下です)
(不適正な切口)
切り口です。
これを適正な、切り口にしなければなりません。
斜めに切るから、面倒です。
負荷もかかります。
しかし、これを身に付けなければ、植木屋では無いと、秋山樹木医さんと出会って感じました。
(適正な切り口)
剪定の教本を、確認しましたが、「枝はつけ根で切る」と、書いてあるのが大部分でした。
ついつい、切り易い切り方になり易いですが、切る時に、「癒傷(ゆしょう)組織」の事を、イメージしながら、剪定するのが、大切だと感じています。
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