★この時期､ひっつき虫が★

《ハギ》
ツツジ、サツキの緑地帯に生えた、萩を刈り取っていたら、くっつき虫にやられた。

最近は少なくなったが、以前は、ひっつき虫が、作業服、手袋にひっつき、その種を取るのに、小一時間費やした。

(左-2013年11月29日　萩の種　　右-2014年10月3日)

(萩の花…2017年10月7日)

植物は、子孫を残し、領域を広める為に、種子を散布する、独特の方法を編み出している。
その一つに、種子を付着散布する、草木がある。

元株から､なるべく離れた場所に､種子を運び落下､発芽させる｡
これは、同種間の生存競争を、小さくする目的がある。

(左-萩の種(拡大)　　右-萩の種…電子顕微鏡写真…伴にネットより)

萩の種には、無数の、柔らかいフック状の毛があり、衣服に付くと落ち難い。

《センダングサ》

(センダングサの実…2013年11月29日)

(センダングサ　左-未熟な実　　右-熟した実…2013年11月29日)

実は扁平で、刺があり、付着器となっている。

(センダングサの刺、拡大写真…ネットより)

刺の拡大写真をみると、無数のアゴがある。
刺さったら、取れ難い様になっている。

動かない植物は、凄い知恵を使って、動かなくても、遠くに移動し、生き延びる。
敬服。　

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