2013年11月18日
★植物の知恵②大場秀章★

植物の知恵②大場秀章。
植物の多様性は、1つの森だけでも見られる。
地表面を見るだけでも、
シダや、コケや、木の幹に絡んで生きる、つる植物もある。
(シダ)
植物は、動物の様に、他の植物を食べたりはしない。生きるために必要な、エネルギー源や、タンパク質を自分で作る。
(石の上に生えたハイゴケ)
二酸化炭素と、水と、太陽の光合成により造る。
光合成は、細胞の中にあるクロロフィル(葉緑素)と言う色素で行うが、その中心になるのは葉で、葉は、充分な光を集める事が出来る様に、多くの葉を作るだけではなく、位置や向きを調整する。
(光合成の図…ネットより)

この葉を支えるのが、枝である。木の枝ぶりを観察すると、上下で重なる枝は、殆ど無い様にしている。
重なった場合は、秋でもないのに、葉や枝を自ら落とす。
(蔓植物・クズが、樹木を覆ってしまった)
植物は、光を求め上へ上へと伸びる。世界には、100mを越す木もあり、梢の先まで水を送っている。
(トチの葉)
トチや、カエデの様に、手のひら上に分かれた葉、ネムノキの多数のパーツに分裂した葉、など実に様々な形や、大きさは、光求め成長する植物が生み出した、戦略と言えます。
(ネムノキ)
つづく。
I Come To The Garden Alone