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2017年12月17日

★果実の種の発達①★

(梅干の種-天神様…ネットより)
稲垣栄洋・著
『日本人の暮らしと身近な植物』
「梅の天神様の正体は」…①。

梅の実は、未熟なうちは有毒で、食べると青酸中毒を起こす。

多くの植物が、果実を、鳥や動物に食べさせて、種を運ばせる。
(梅…ネットより)
しかし、種子が熟さないうちに食べられては困るので、未熟な果実は毒性の物質で身を守っている。

熟すと甘くなる柿も、未熟なうちは、苦味成分のタンニンを含んで、果実を守っている。
(柿の種…ネットより)
「梅根性」に「柿根性」と言う言葉がある。
渋柿は、渋抜きをすると、苦味成分を失って甘くなる事から、柿根性は、変わりやすい性格の事を言う。

一方、梅は煮ても焼いても酸っぱい為に、頑固で変わらない性格が「梅根性」である。
しかし、酸っぱさは変わらないが、果実を守る青酸は、熟すとなくなって食べやすくなる。
(梅干の仁(天神様と呼ばれている)…ネットより)
この点では、「梅根性」も「柿根性」も同じなのだ。

しかし、頑固に青酸を持ち続ける「梅根性」の主がいる。天神様である。
梅干の種を割ると出てくる仁(じん)は、「天神様」と呼ばれている。
(菅原道真を祭る大宰府天満宮…ネットより)
梅と天神様の関わりは深い。天神様として祭られている菅原道真は、生前に梅をこよなく愛でていた。

梅の仁は、実が熟して青酸を失っても、頑固に青酸を含んでいる。
(東風(こち)吹かば…菅原道真)
「梅干しの、種子の中には天神さんがいるから、食べてはいけない」と言われるのは、青酸中毒を防ぐ為の教えである。

ただ、多食しなければ食べる事も出来るので、天神様を好んで食べる人も多い。  


つづく。


The Best Christmas Of All - Disney Very Merry Christmas Songs
  


Posted by 植木屋じぃじ at 12:00 Comments( 0 ) 試験問題・本・等から

2017年09月02日

★果樹園の手入れ★

8月30日は、H様邸の果樹園の手入れだった。
今日(9月2日)は、涼しいがその日は暑かった。(3日しか違わないのに、急に涼しくなった)

午前中に終わる予定だったが、午後までずれ込んだ。

H様邸の果樹園、収穫が目的ではなく、空地に果樹が植えてある。と言う、ニュアンスである。
草押さえの為に、防草シートが施されている。が、防草シートの間から、雑草は容赦なく伸びる。
除草剤の散布は、8月8日に行ってある。
施主様からは、スッキリさせて欲しいとのご要望。
(果樹園 剪定前 → 剪定後)







(果樹園 剪定前 → 剪定後)







(果樹園 剪定前 → 剪定後)







この日は、梅の木、柿の木、ヒメシャラ、イヌマキの剪定と、ツツジ・サツキの刈込みを行った。

(梅の木 剪定前 → 剪定後)












(梅の木 剪定前 → 剪定後)












(柿の木 剪定前 → 剪定後)












(害虫に葉を食べられた柿の木)







柿の木の1本の葉が、害虫に食べられていた。
コガネムシを1匹見かけたので、これかも知れない。

9月初旬、30軒の消毒をするが、どうも遅すぎる様だ。来年は8月初旬に変更する。
尚、この柿は裏年なのだろうか、あまり実を付けていない。
(「はるみ」など、柑橘系)


柑橘類は、大きくないが、たわわに実っていた。

最後に、除草剤の効果はこんな感じ。尚、除草剤使用は、手入れ以前に、施主様としっかり話し合いをして決めた。
(左-2017年8月8日除草剤散布時  右-2017年8月30日)







(同じ場所ではないが 左-2017年8月8日除草剤散布時  右-2017年8月30日)
 









後日、近くに住む、施主様から、「果樹園がすっきりして良かった。」と、メールが入ってきた。

Alice - 冬の稲妻


チャンピオン

  


Posted by 植木屋じぃじ at 11:48 Comments( 0 ) 除草、防草シート 柿の木 果樹

2017年07月19日

★MI様邸・お庭の手入れ★

(MI様邸・梅の木 剪定前)
今日は、2010年4月、仕事を始めた時の最初のお客様。
その時、「10年間は付合うよ」と仰って戴いた。

それ以来、毎年手入れに伺っている。

・梅の木、小町竹、ナンテンなどの剪定。
(梅の木、小町竹、ナンテン 剪定前 → 剪定後)







大きく、暴れているのが「梅の木」。
1年でよく伸びる。昨年もこんなだった。
(2016年7月21日 梅の木など 剪定前 → 剪定後)







どうしたら、おとなしく出来るだろうか?。
こまめに剪定を行い、小枝を増やし、全体に葉を茂らせることだろう。

・「藤」の伐木。
2012年8月、藤棚の制作を頼まれた。それから5年。「藤」が暴れて、手に負えないので、伐木して欲しいとの事。
経過を追ってみた。

(左-2012年8月16日 藤棚制作  右-2013年4月19日の様子)







(2013年7月1日 剪定前 → 剪定後)







(左-2014年7月8日 剪定前  右-2015年6月19日剪定前)







(今年2017年7月19日 左-伐木前 → 伐木後)







「藤」は4月~7月にかけて、一気に伸びる。「蔓」独特の成長である。施主様、体調を崩され、手入れが出来ない様だ。
それにしても、「藤」の成長の勢いは凄い。

・クロガネモチの剪定。
クロガネモチも、2010年からの様子を追ってみた。
(2010年4月3日 剪定前 →2010年5月12日 高さを3分の1下げた)












(2012年7月5日 剪定前 →剪定後)












(今年・2017年7月19日 剪定前 →剪定後)












手前味噌だが、剪定の腕は伸びている。
樹木は、放っておくと、自然に素晴らしい形を作る。だが、放っておくと、大きく成り過ぎる。自然の形を保ちつつ、施主様のご希望の大きさに仕上げる。

盆栽もそうだ。自然の形を保ちつつ、希望の大きさに仕上げる。
植木屋は、木の持つ力を引き出し、人間と折り合いをつける。もっと巧くなりたい。


「やってみよう」


Playing for Change Band | Live in Brazil
  


Posted by 植木屋じぃじ at 19:49 Comments( 0 ) クロガネモチ