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2017年01月20日

★木という生き物①★

(法隆寺の柱…ネットより)
★木という生き物①★稲垣栄洋・著
『面白くて、眠れなくなる、植物学』の、「法隆寺の柱は、生きている?」より。

奈良の法隆寺は、世界最古の建築物として知られている。

コンクリートの建物でも、百年も持たないのに、木で作られた建物が、千四百年経っても、朽ちる事がないのに驚き。
(木材の心材と辺材。柱は、心材で造られている)
★木という生き物①★木材の中心には、赤みがかかっていたり、色が黒くなっている部分がある。

これが「心材」と呼ばれる部分で、堅くて腐りにくいので、柱として適している。
(キクイムシに入られた位置と、変色した辺材…ネットより)
★木という生き物①★シロアリや、カミキリムシなどは、木に穴を開け食べようと狙っている。

また、きのこも、木の中に菌糸を張り巡らせ分解しようと狙っている。

木は、外敵から身を守るために、抗菌物質をを木の中央に貯めている。更に、この抗菌物質には、木材を堅くする働きもある。
(床面の木材で、辺材部分が腐った様子…ネットより)
★木という生き物①★抗菌物質を注入する事によって、水や栄養分を通していた、導管や師管などをふさいで、水が染み込んで、内側から腐るのを防ぐ。

木材に、水が染み込まないのはその為。(港では、木材を水に浮かべているのを見かける)
(導管、師管のイメージ図…ネットより)
★木という生き物①★この心材を使う事によって、法隆寺の柱は、千年以上も腐る事がない。

しかし、植物はどうして木全体ではなく、心材だけ防御するのだろう?。

木は、リグニン(木材に20~30%存在。セルロースなどと結合し,細胞間を接着・固化する。)と言う分解されにくい物質が、細胞を接着する。植物の柔らかい茎は、このリグニンによって固くなり、木となる。

木材は、リグニンによって固められているので、細胞が死んでも、そのままの形を維持する。

★木という生き物①★(スギの材(電顕)。左下が幹の中心方向、右上が樹皮側。仮導管がびっしりと並び、年輪が明瞭に見える。…ネットより)

心材の細胞は死んで、外側の細胞が生きている。

木は死んだ細胞が幹を支え、生きた細胞が、その屍を乗り越えて成長する仕組みになっている。

生きている一番外側の部分は無防備なので、固い樹皮が幹を覆っている。

クマなどの野生動物は、木の皮を剥いで食べる事がある。
(クマに樹皮を剥がされた樹木…ネットより)
★木という生き物①★樹皮の内側は、甘皮と呼ばれて、デンプンやタンパク質を多く含む。  


つづく。



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Posted by 植木屋じぃじ at 17:39│Comments(0)試験問題・本・等から
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