2016年04月30日
★筍の身を守る術★
筍採りをして思った。
樹木も、苗木の時は、動物たちに食べられる。
(鹿の出没…ネットより)

山奥の森で、産廃を適正に処置した跡地に、樹木の苗を植えた。
しかし、鹿に食べられた。
「何度植えても、食べられる」と、某企業の技術者が嘆いていた。
(鹿が、若木の皮を食べる様子…ネットより)

今、動物は増えているのだろう。
筍は、厚い皮で、何重にも覆われていた。
柔い筍を、守っていると思った。
そして、生で食べると、「えぐい」と言われる。
「えぐい」とは、アク(苦味や渋み)が強く、のどを、イライラと刺激する味」らしい。
筍も、わらびも、この「灰汁(アク)」を身につけ、動物達に、食べられない術を、身につけたと思った。
(筍は、分厚い皮が、何重にも)
筍を、米のとぎ汁で、1時間程煮ると、アクがとれて柔らかくなり、旨み成分が残る。
「アク」は、「シュウ酸」と呼ばれる成分で、米のとぎ汁に含まれる、カルシウムが、シュウ酸に作用し、アクを感じない成分に変化する。らしい。(アクを感じなくさせる方が、正しい)
そして、米ぬかに含まれる、脂肪分やアミノ酸が、筍の繊維を柔らかくし、旨味を引き出す作用がある。との事だった。
そして、筍は、一気に上に伸びる。葉による光合成もしなくて。
何故出来るのだろう?。
根にあると思った。
根にエネルギーを貯め込み、時期が来ると、一気に押し上げる。
何故一気に押し上げる工夫をしたのだろう?。解らない。
とにかく、植物達は凄い技を持っている。
植木屋のご利益で、筍採りや、わらび採りの、場所を覚えた。
そして、植物たちの、知恵も少し知った。
望みは、もう少し、剪定の技を磨き、樹木にも(下草にも)、人にも、気持ちの良い、庭木の手入れを、しようと思う。
Oktoberfest mit der Hochzeitsmarsch, dirndls und bier!