2016年11月20日
★お寿司を守る植物①★
(筍の皮で包まれた鯖寿司…ネットより)

生魚を食べる習慣がなかった。
殆ど、焼魚、煮魚であった。
山育ちで、蜂の子、イナゴ、蝮、焼鳥が、好物だった。
(左 蜂の子 右 イナゴ …ネットより)


今回は、稲垣栄洋・著『日本人の暮らしと身近な植物』より。
「お寿司を守るさまざまな植物」①から。
(稲垣栄洋先生…ネットより)

その昔は、「江戸前」の言葉が示すとおり、近海の江戸湾の魚しか、刺身では食べられなかった。
日本は、高温多湿で魚は傷みやすい。
そもそも寿司は、魚の保存食である。なれ寿司(主に魚を塩と米飯で乳酸発酵)や、鮒(ふな)寿司のように、ご飯を発酵させて、魚を保存させたのが、寿司の始まりなのだ。
(鮎のなれ寿司の場合。

鮎から内臓を取り出し、水洗いで内臓を洗う。その後、一晩干して水気をとった鮎を、1ヶ月間塩につけて塩切りをする。ご飯粒(麹)に、鮎を1ヶ月~1ヶ月半程(外気によって)漬ける。)…ネットより
食べ物が傷むのは、雑菌が繁殖して腐敗させてしまうから。
無害な発酵(微生物の働きで、人間に有益に作用する)菌を、あらかじめ、はびこらせておく事で、雑菌を寄せ付けない発酵技術である。
(発酵食品の例)

そして、なれ寿司や、鮒寿司は、無害な乳酸菌の栄養源として、ご飯を必要とした。
こうして、魚とご飯が出会い、寿司の原型が作られた。
(寿司桶 さわら…ヒノキ科 カビが生え難く香りがよい)

やがて江戸時代になると、ご飯を発酵させる代わりに、ご飯にすっぱい酢を加えて、寿司を作るようになった。
(滋賀県の鮒寿司…ネットより)

こうして作られた有機酸が、雑菌を防ぐのである。
つづく。
道
Posted by 植木屋じぃじ at 09:04│Comments(0)
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