2016年07月09日
★独り勝ちなしの植物界★
(セイタカアワダチソウとススキ…ネットより)

稲垣栄洋・著「たたかう植物」
『植物界のパワーバランス』
より。
強いアレロパシー(ある植物が、他の植物の生長を抑える物質を放出したり、動物や微生物を防いだり、引き寄せたりする作用)を持つ植物として、セイタカアワダチソウが知られている。
(セイタカアワダチソウとススキ…ネットより)

しかし、セイタカが独り勝ちする事によって、周りに植物がなくなると、相手を攻撃するはずの毒が、自身に影響して、自らの成長を妨げる様になってしまった。
(セイタカアワダチソウとススキ…ネットより)

植物の世界では、多かれ少なかれ、根から化学物質を出して、お互いを攻撃している。
植物は、攻撃に対し、防御の仕組みを開発し、生き残り戦術を身に付ける。
日本の植物は、セイタカの防御を、身に付けていなかったので、独り勝ちを許した。
(ススキ…2012年11月2日)
日本のススキや、イタドリも、海外に渡るとモンスター化して問題になる。
(イタドリ…ネットより)

セイタカの盛衰は、ここ30年位の出来事だ。
人間を含めた、生き物の世界には、共通する部分があるなぁ~と思った。
セイタカアワダチソウから、TPPの事を連想してみた。
歌う生物学1